バイオリンが上達するにつれて、いろんなイベントやサークル活動に繰り出せるようになったころ。
一番楽しくなってくる時期ですね。
でも、バイオリンを持ち歩く機会が増えた分、思わぬトラブルに出会う確率も多くなるわけです。
バイオリンに限らずそうですが、体の一部のようになじんだものをぶつけたり、キズがついたりしたときって、
自分も頭を殴られたような衝撃を感じません?
「がつーん」って(;´༎ຶД༎ຶ`)。
私だけですかね?人間って不思議ですよね。
今回は、よくあるバイオリンの事故事例をご紹介します。
ぜひともこうした事故をおこさないよう心がけて、みなさんの大事な楽器を守ってくださいね。
演奏時ぶつけちゃう
日本って土地が狭いですからー、演奏中にぶつける事故も多いと思います。
特に弓。
ライブ喫茶とか身内の居酒屋なんかは特にそうですね。
私が過去にぶつけたことがあるのは、
マイク・ピアノ・壁。
うん、イベント主催者さん本当にごめんなさい。
ぶつける事故を防ぐため、リハーサル時に弓をもって、確認したほうがよいです。恥ずかしがらずに!
リハーサルと本番ではテンションが違います。ので、「本番時はもっと動いちゃうかも」と思ったほうがよいですね。
実際の演奏も想定して、
・「曲の一番の盛り上がりどころ」
・「G線のダウン/E線のアップで、弓をめいっぱい動かすところ」
・「曲の終わり」
のときの動きをリハで確認できるとベターです。
うっかり踏んじゃう
これも居酒屋とか、大人数のアンサンブルで多いです。
たくさん椅子や楽器をおいているところで、
椅子の上に楽器が置いてあって服やケースが乱雑に置かれていると、
案外死角になって気づかないんですよね。
そこでうっかり楽器の上に座っちゃったりすることも。
あとは居酒屋では特に暗いし、お酒が入っていることもありますからね。
なおさら危ないですね。
もうこれは習慣づけるしかないんですが、
目を離すときは必ずケースに戻すことです。
いちいち肩あてをはずすのは面倒なんですが、安全第一です。
また、会場入りして楽器置き場を確保する段階で、
人が通らない一番奥に置いておくことです。
炎天下の車の中に放置しちゃう
これは初心者にありがちな落とし穴なんですが、
バイオリンを真夏の車の中に放置すると、熱中症になります。
どうなるかというと、バイオリンの表面のニスの部分が変質して、ブツブツになります。
それはもうおぞましい姿になりますよ(°ω°)。ついでに松脂も変形します。
よく、小さいお子さんやペットを車の中に放置して、悲惨な事故につながったニュースを見かけますが、
バイオリンも同じ悲劇が起きるということ、忘れないでください。
ちょっとした用事でも、バイオリンは車から出して一緒に持ち運ぶこと。
気を付けましょう。